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2006年02月14日

●今のところサハラは変わらない Las Vegas Sunの記事から

ラスベガス・サンの記事から

断ることができる申し出:今のところサハラは変わらない

 

 サハラ・ホテル取締役会長アル・ハンメルにとってオフィースにおけるありふれた日である。 それは、歴史あるカジノが間もなく爆破解体されるであろうという従業員と出入り業者に撒かれた噂をぬぐうことを意味している。

 

 「タフにする」ハンメルは言った。「私は事業を運営していこうとしている。金を稼ぎ、従業員を幸せにしようとしている。」

 他のより古いカジノが、潜在的な、または差し迫った再開発が計画を立てるのを議論したのに対して、サハラ (ラスベガスストリップの上の最北端のホテル)は相対的に静かであった。

 再開発についての憶測は空所を満たした。ストリップにおける未曽有の豪華な建築ブームによるものと理解できる。

 今後5年の間に、いくつかのより古いカジノ&ホテルは、新しい高層のリゾートと分譲マンション開発に立て替えられて、 姿を消すであろう。

 

 他の会社が熱心に、より派手な未来のために計画をしている間、サハラ--ストリップ残された少数の独立系施設の、 個人経営のカジノ企業の1つ--は、これまで、施設を買取たいという数百のもうかるオファーを拒絶した。

 「私達は、差し迫って売らなければならないわけではない」とハンメルは言った。「私達は利益を上げていて、順調に進んでいる」。

 ゴードン・ゲーミング・コーポレーション、53歳のサハラを所有する実体は、 興味を持つ購入希望者に高いハードルを設定した。会社は、サハラホテル、ストリップをはさんだ26エーカーの空き地、 ホテルの裏のパラダイスロードをはさんだ11エーカーの駐車場を含んだ概算55エーカーの土地に7億ドル以上の申し出を受けている。

 それは一括取引である。買手が、サハラホテル& カジノを取得せずに空閑地のみを買うことができないことを意味する。「会社は、 優良企業からの条件付き申し出を断った」とハンメルは言った。それは、他のたくさんの無名のオファを断っていることを意味する。

 

中略

 「といっても、適正なプレーヤー、適正な価格、適正なタイミングが揃えば、買収を受けることもありえ、 それは今日の午後かもしれないし、明日かもしれない。」なんてことも言っています。


 以下の記事を要約すると、

  • 7億ドルはちょっと高いんじゃないかい?
  • 取引のうまみは、サハラホテル&カジノではなく、ストリップをはさんだ空き地である。
  • フリーウェイI15から容易にアクセスできるのはアドバンテージであるが、 ストリップの北の端ということから歩行者が少ないということころが弱いところ。そこで、ゼネラル・ モータースと協力して走行レーンをつくり、客が新車を試乗できるようにする。1ヶ月以内にオープンする予定。
  • ストリップの価格が高騰しているのに対して、サハラはテーブルのミニマムが低いこと、 部屋代が安いことによって経営を維持している。昨年の客室稼働率は95%。
  • サハラは従業員は心配する必要は無い。この10年の間に2回も売買されているが、サハラが収益を上げ続けている限り、 誰も建物を爆破したりしない。

 MGMミラージグループのプロジェクト・ シティセンター、ボイドグループのエシュロン・プレイス、ステーショングループのコスモポリタン・ ホテル&カジノなどここ何年かのストリップにおける開発計画は目白押しです。

 そんな中で、ストリップの北の端の方のサーカス・サーカスやサハラは寂しい状況ですね(汗)我が家も、 サハラの前を通るのはI15を使ってからストリップを南下するコースを取る時だけですね。実はまだ一度も入ったことがありません。 あんまり魅力も感じないので…。

 年間客室占有率が95%というのは大したもの。メジャーカジノだけでなく、こういうところにも注目すべきなのかもしれません。