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2006年09月19日

●カジノの貸し倒れ金 LV Sunから

Las Vegas Sunの記事から

 

 毎年、、ホエール達やハイローラー達に迎合するストリップの最大クラスに属するカジノは、 ギャンブラー達に賭け続けさせるために、莫大な金額の現金を貸し付ける

 

 時々、プレイヤーがそのお金をすってしまい、マーカーを支払わずに街から逃げ出したり、 時には国外にさえ逃げ出すことがあるので、それは計算済みのリスクである。カジノは、失われた何千万ドルという利益を主張し、 損失を取り戻すために、定期的にこれらのギャンブラーを相手に地方裁判所や連邦裁判所へ訴訟を提起する。 この訴訟は数としては小さいが、ラスベガスにおける全ての民事訴訟において一定のパーセンテージを占めている。

 

 6月に訴訟が提起されたあるケースでは、シーザーズ・パレスはタイのギャンブラー Suchart Arnupavatham を訴えた、それによるとマーカーで400万ドルを信用貸しをしたが、彼は全てを賭け、全てをすった。彼は、 カジノに1セントも支払うこと無しに、母国へ帰ったとして訴えたものだ。

 Arnupavathamは、4つの別個のマーカーで信用貸しを受けた。190万ドル、150万ドル、50万ドル、 およびラスベガスの米国連邦地裁でに6月29日に提起された訴訟の10万ドル。もちろん、 すべての訴訟額がそんなに高額というわけではない。しかし、 ストリップの主要カジノ~ハラズ~によって提起された訴訟に関連する連邦裁判所の訴訟記録の調査は、 それがまさにはした金ではないことを示している。

 

 ハラズのラスベガスにおける7つのカジノのうちの5つのカジノ、シーザーズ・パレス、バリーズ、パリス・ラスベガス、リオ、 そしてハラズ・ラスベガスとその関連会社は、未払いマーカーに関して、1月1日から火曜日(9月12日)までに、 連邦地裁へ29回訴えを提起した。Arnupavathamへの訴訟を含む総額は、 電子裁判記録によると928万ドルであった。

 訴訟のうちの10件は、テキサス、イリノイ、フロリダ、 そしてほとんどがカリフォルニアなどアメリカのギャンブラーに対するものであった。ほかの16件はシンガポール、台湾、イタリア、 エジプトのヴらな外国居住者に対するものだった。残りの3件は借金を増やした後に死んだギャンブラーの不動産に対する訴訟だった。

 しかし、それは氷山の一角にしかすぎない。ハラズが2006年に州の裁判所に提起した分は、928万ドルはカウントされていない。 申し立て額が7万5千ドル以下の訴訟については州の裁判所に起こさなければならないことになっている。
さらに、連邦および地方裁判所にMGMミラージやその他のカジノから提起されたものを含んでおらず、 何百万ドルかそれ以上の額を含んでいない。

 


 多くのハラズのギャンブラー達は、彼らの借金を分割払いしていたが、 不満があるからだと言い訳している。カジノの役員達は、裁判沙汰にするよりもそのような方法でお金を回収することを好んでいると言う。

「我々は、法廷外で客の信用貸し問題を解決することを好むが、時々訴訟によって未払い借金を取り立てなければならない。 あらゆる産業のあらゆる企業が標準的な商慣行として行っているように」 とそれ以上のコメントを行うことを断ったハラズの広報担当デビッド・ストロウ言った。

 

 MGMミラージの広報担当のアラン・フェルドマンは、会社によって提起された訴訟の数と請求額については話はしないだろうが、 プレイヤーの圧倒的多数が街を去る前に清算すると言った。

 「信用貸し金を回収できないという稀なケースにおいては、法的手段も必要かもしれない。 私達のデータベースに登録されている数百万人の顧客を考慮すると、結果として訴訟を結果として生じている数は非常に少ない。」 と彼は言った。

 フェルドマンは、会社役員が株主への各四半期の報告の中に貸倒れへの用意を保持するけれども「私達の総収益を考慮するならば、 未収となる額は相対的に少ない」と付け加えた。


 2005年におけるストリップのカジノの総勝ち額は60億ドルであると報告されている。

 

 未収マーカーのケースも、クラーク郡地方検事のオフィスの不渡小切手担当部署において切り上げることができる。 ネバダ州においては、カジノのマーカーは小切手として扱われている。

 

後略

 

 

 借金、ローン、ゼロ生活(貸してくれるところが無いというのが真相かもしれませんが…汗)の我が家にとっては、 カジノから信用貸しを得るってのは想像もつかない世界です。ベガスのカジノから取り立てにこられた国会議員が昔、いましたなぁ~

 ジャパマが定期的に日本の顧客を訪問するのも、貸付金の回収を行うためだそうです。

 ほとんどの方が清算されるのでしょうが、清算されないと訴訟となるんですね。昔は、 ネバダの砂漠に埋められるなんてことがあったようですが、今はどうなんでしょう…(笑)

 

 「だから、どう?」という記事ですが、「ふ~ん、なるほどねぇ~」ということで…