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2005年12月07日

●「ジュビリー・バックステージ・ツアー」 Las Vegas Review-Journalから

Las Vegas Review-Journalの記事から

 

カーテンの後ろの覗き見

 ジュビリー・バックステージ・ツアーは、聴衆にラスベガスの古典的ショーの異なった側面を見せる。

 

 毎年毎年、毎夜行われるジュビリーのような作品では、少しの幸運よりも、 たくさんの重労働が必要である。ショーの前とショーの間のバックステージの動きと喧騒。背景のカキワリを運んで、 舞台係は走り回る;ヒールが壊れ、衣装が破れ、その他の災難が起こる無秩序な2階段と舞台裏でダンサー達は突進する。

 その場面は時には醜くもある。しかし、それこそが人々が金を払って完成作品を見る理由である。


 しかし、いつも、「古典的なベガスショーを作り上げるために、 いったいどんなことが起こなわれているのか? 」と思っていた人々は、ラスベガスの最長ロングラン作品「ジュビリー!」 の"汚れた洗濯物"を見るために、お金を払って、カーテンの後ろをのぞき見することができる。


 "The All Access Backstage Walking Tour"は、ほとんどの部外者が許されなかった場所へ客を入れる。 急勾配な階段吹き抜けをバリーズの地下に降り、廊下を通って楽屋を抜け、羽のついた帽子と毛皮でいっぱいの部屋を通り、組み立てられ、 バラバラにされる背景の断片が収まった部屋。

 すらりと伸びた均整の取れた脚と胸の谷間をあらわにするスパンコールのついた赤い衣装を着た正真正銘のショーガールによって引率される。

 

 「バックステージで何が行われているかなんて、 面白そうでしょ。」コロラドスプリングスのエリザベス・ウイルソンは、 ツアーに参加するためにどうして15ドル支払ったかについて述べた。彼女は、夫と16歳のボー、21歳のサラ二人の子供連れであった。

 

 彼女は、ショーガールでガイドでもある、ホリー・ハイニック・ ディーンの1時間のツアーの間に披露された事実に魅了された。

 例えば、85人かそこらの出演者は1週間に6日一夜に2つのショーに出演する。彼らは、6ヶ月ごとに、 それらの仕事のためにオーディションを受ける必要があり、彼らは毎公演ごとに、階段を上がったり下がったりして、 走り相当数カロリーを消費する。

 ハイニック・ディーンと彼女の仲間のダンサーは、時々3インチのヒールと7ポンド以上の重さがある頭飾りを付けて、 1つのショーの間に2,000段の階段を走る。

 そして、観光客が、35ポンドもの重さがある頭飾りを見ることになった時に、彼らは、 そのいくつかが5種類の羽によって作られることを知った:ダチョウ、キジ、ハゲコウ、アメリカダチョウ、およびcockrel。 羽毛はマガモ、ネービーブルー、黒そしてその他の色の本当の虹である。

 

 「私は、実際、人々に"濃い青緑色のダチョウ"はどこで見つけたのか?と質問されたことがある。彼らは真剣だったと思う。 」彼女のグループを笑わせながら言った。

 ペオリア市から来た人々であろうが、パリから来た人であろうが、魅了し、 うっとりさせるこのラスベガスのショーガールには何かある。そして、群集は羽、ラインストーン、ヒップパット、 およびアップリケについてのハイニック-ディーンの言葉一つ一つにのぼせ上がった。時々、 興味なさそうに見えたボー君以外の者は皆。

 羽のついた頭飾りに「オー」と言ったり「アー」と言ったりすることや、ラインストーンに覆われたGストリングスは、 16歳の少年の「ラスベガスですることリスト」のトップにはなかった。ボーは認めていた。 彼の友人たちは、「ジュビリー」が何か知らないので、 家に帰った後に彼らにバックステージツアーに参加したことを自慢しないだろうと言った。ただ 「かなりクールだった」 と典型的なティーンエイジャーの流行のファッションをした彼はボソボソ言った。

 

 水曜日と金曜日、そして土曜日の午後2時に、ツアーの間に、客達は、ラスベガスのショーガールの豪勢な生活について聞き、 ツアーガイド・ダンサーに質問をすることができる。費用は、 ショーチケットを持っているものは$10、 持っていないものは$15である。

 

 ハイニック-ディーンは、ワードローブ部屋でクリスタルで覆われたスチールブラを持ち上げて、ツアーグループに、「これは、 私達がオープニング・ナンバーの間着けているブラジャーである」と言った。聴衆から見ると、それは、 女性がラインストーンだけを身につけているという感じを与えると付け加えた。

 「このブラが壊れると、 それを固定させる溶接工をここに来させる」と彼女は説明した。 「あなたはまずそれを脱ぐよね? 」 とカリフォルニアから来た人類学者のチャーリー・ウルバノウィックは尋ねた。「その仕事の空きはあるかい?

 

【記事に掲載されている画像】 Photo by John Gurzinski
(1) ツアーグループに説明をするホリー・ハイニック・ディーン
(2) 舞台セット
(3) 衣装などについて説明をするホリー・ハイニック・ディーン

 パリーズのロングランショー「ジュビリー」の舞台裏を見ることができるショーの紹介記事です。ラスベガス・ヒルトンの 「スタートレック」にもバックステージ・ショーがありますね。

 多くの人が「ラスベガスのショー」に対して持っているイメージにあった典型的なレビュー・ショーですが、 ベガスリピーターなら1度は見る価値があると思います。

 

 そんなショーの舞台裏を見ることができるというのですから、興味津々です。私事になりますが、 私は昔々もうちょっと昔に市の少年合唱団のメンバーだったことがありまして、宝塚歌劇場の舞台に出たことがあります。 もちろん宝塚歌劇団のショーに出演したわけではなく、劇場でニューイヤーコンサートのようなものがあって、 それに合唱団が参加していただけなのですけど(笑)

 そうすると、もちろん、コンサート当日は宝塚歌劇場の舞台裏を見ることができるわけで、女性の園を覗き見しているような気がして、 かなりドキドキしていたことを覚えております。

 そんなドキドキ感を味わえるようなツアーですね。ただ、魅惑的なショーガールガイドさんの説明は当然、英語ですので、果たして、 理解できるかというところが問題です(汗)