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2006年05月23日

●デザート・パッセージは「ミラクル・マイル」に改名 LVRJから

Las Vegas Review-Journalの記事から

 

 一方的オッズと運命の不注意なテストによって知られている街において、奇跡は時々起こる。大きなものは、 長い間苦しんできたストリップのショッピングセンターにとって確かにいつでも利用できるようになった。

 そして、ほこりが治まる時、アラジンのデザートパッセージの所有者は、 テナントと顧客が小売業界における最新の約束された土地においてしっかりと立つであうろと信じている。

 

 共同所有者デビッド・エデルスタインは、彼のブールバード投資組合が47万5000平方フィート(1万3300坪) のモールの内側と外側の改装に5,000万ドルを費やすであろうと言った。 外構工事は今年中に終わり内装を含めてのスケジュールは2007年後半を予定している。

 

 新しい店舗とショピングを第1のテーマとすることにより、改装は新しい名前「ザ・ミラクル・マイル(the Miracle Mile)」をもたらす。

 ショッピング地域として知られる高級店街(miracle miles)は国中にたくさんあるとエデルスタインは説明した。 「The mileは、1マイル半ほどの大きさのあるモールの規模についての感覚を与える。そして、ラスベガスではショッピングに行き、 近くのカジノで奇跡が起こる。」

 最も重要なことは、いろんな意味を含む以前の名前がなしえなかった何か、 つまりショッピングを新しい名前が暗示することだとエデルスタインは付け加えた。

 

 工事は、パリス・ラスベガスと隣接している最北端のストリップ入口において進行中である。そこから、 客の約80パーセントが入ってくる。タイムズスクエア風のアトラクションは、エリアにより多くの人々をひきつけるために計画される。

 いくつかの大きなテレビ・モニターは、水の施設と歩道近くを走り回る3人の動く人とともにファサード(正面の装飾)を形作る。

 

 1万2000平方フィート(338坪)の 'Urban Outfitters'  (秋にオープン予定)と改装されるセフォラ・ストアは、1万5000平方フィート(422坪) の 'Trader Vic's Restaurant'  とともに、新しい通路側面に配置される。 ポリネシアをテーマとするレストランは2階の屋外のパティオ(中庭)席を設置する。

 

 改装中も、センターはオープンし続ける。工事業者は、 155の店舗と15のレストランの分断を最小化するために、しばしば営業時間外に作業を行うだろう。

 

 ニューヨークの RKF & Associates の最高経営責任者(CEO)であるロバート・フッタマンはすでにデザート・ パッセージのテナントのラインナップを作り変えた。40の新しいテナントが2005年1月までにオープンしており、 最近ではユナイテッド・カラーズ・オブ・ベネトン、シスレイ、ベベ・スポーツ、インディアン・リバー・サウス・ウェスト・ ギャラリーが加わっている。

 デザート・パッセージのロケーションは、ストリップからの多くの人を供給するので、リーシング(テナントを呼んでくること) は難しいことではないと彼は言った。

 「通りから人を吸い込むバキューム(真空)のようだ。前の所有者は、それを活用する良い仕事をしなかったが、デビッドの手法は、 驚くべきものだった。」とフッタマンは言った。

 

 シカゴを本拠とするTrizec Propertiesは6年前に総額3億ドルでデザート・ パッセージを建設した。Trizecが小売行から撤退し、オフィースビルに特化すると決め、 レイム・ ダック(役にたたなくなった)所有者となる少し前2000年8月に、アラビアをテーマとするモールは、オープンした。

 2001年9月11日のテロ攻撃は販売を妨げた。このようなトラブルがエデルスタインのトライスタ・ キャピタルとパートナーのマイケル・ファンチとRFRホールディングのアビ・ ローゼンが2003年12月に2億4050万ドルで施設を買収することを可能にした。

 

 ブールバード・投資組合が経営権を得た時は70%以下であったセンターのリースが、90% 以上リースされているということに付け加えて、デザート・パッセージは、 Trizecが経営していた当時に悩まされた問題点のほとんどを克服したとフッタマンは言った。

 

 2年前、1平方フィートあたりの平均売り上げはおおよそ600ドルだったが、昨年675ドルとなったとエデルスタインは言った。 今週ラスベガスで開催されたショッピングセンターの国際的な協議会によって調査された最新のトータルの全国平均は392ドルを上回っている。 改装工事の割り込みにもかかわらず、デザート・パッセージは、 今年には1平方フィートあたり700ドル近い平均売り上げのペースにある。 エデルスタインは、 2008年までに1000ドル平均を目標としている。

 

 来るべきテナントは、クイックシルバーとヒップスター服地ベン・シャーマンのニューヨーク以外の最初の米国の店舗となる。 エデルスタインは、西海岸最初のH&Mストアを付け加えたいと思っている。この店は、 ポピュラーなスゥエーデンの小売チェーンであり、いまだリース契約はなされていないが…。

 

 「あなたは、顧客が誰であるかを忘れてはいけない。ラスベガスに来る誰もがプラダ、グッチ、 ルイビトンを買うために外出するわけではない。」とフッタマンは言った。

 「我々は、庶民にアピールすることが全てだ。」2年前にライバルであるファッション・ショーモールを出てデザート・ パッセージを運営する事業部長のラス・ジョイナーは付け加えた。

 


 デザイン責任者ランス・ボーグは、デザート・パッセージでは3つのキー要素が変わらなければならないと言った。 一つ目は、混雑したアクセス・ポイント、薄暗い照明、滑りやすい床などを含めたいわゆる 「機能的な問題」である。
二つ目は、アラジンのプラネット・ハリウッドへの変化とあわせて、中東のテーマは適応するか、 消えなければならないだろうと彼は言った。最後に、 モールの外観はショッピング環境をより反映したものとならなければならないと彼は言った。

 

 ボーグは、未決定の通路と歩道を川に例えた。そこでは、水が静かな池やプールに導く前に、渦と流れはある点を通して、 動線を推し進める。新しいデザインは、店舗を通過させるとともに、買い物客を立ち止まらせる停止ポイントを交互に作りだすと彼は言った。

 「我々は、人々の感覚をつかみたい。彼らにいつも見るべきものがたくさんある違った場所にいるんだという感覚を与えたい。」 とボーグは言った。彼の国際建築事務所ゲンスラーは、MGMミラージの70億ドルプロジェクト・シティセンターの仕事も行う。

 

 カジノとモールの間の拡張ポイントは、今年の後半にオープンする。モールの中の小道は多様な店先を展示するであろう。 より少ない柱、そしてアップデートされたベンチ、キオスク、ゴミ箱、およびサイン(案内板)。

 コロラド州アスペンを本拠とするスタジオB建築事務所もデザート・ パッセージの新しい外観製作に参加するとエデルスタインは言った。

 

 シティセンター、隣接した18億ドルのコスモポリタン・リゾート、 MGMグランドレジデンスその他の開発中のプロジェクトは歩行者動線をモールの南側ストリップ入口に導く。それを利用するために、 2店めのABCストアーが現在のコマンダーズ・パレス・レストランの近くにオープンする。

 

 他の専門店はストリップに向けて計画されている。しかし、デザート・パッセージに興味をもつテナントは、 オープンまで2年も3年も待つ必要はないとエデルスタインは言った。建設費がより安かった時に、モールが建設されたので、 1平方フィートあたり80ドルから100ドルのその賃貸レートは、近所の多くの競争相手のそれらより安いと彼は付け加えた。

 


 Trizecがモールを所有したとき、アラジンの元の所有者グループはデザート・パッセージの宣伝広報をまったくしなかった。

 新しいプラネット・ハリウッドのパートナーであるベース・エンターテイメントは、クラーク・チャネル・ エンターテイメントから独立したのだが、新しい1450座席の劇場だけでなく、パフォーミング・ アーツの7000座席のアラジン劇場でイベントの数を増やすことを約束する。 それはモールの歩行者数を押し上げるとエデルスタインは言った。

 

 「カジノと劇場の間の円形大広間は、接続のための極めて重要なポイントである。劇場とカジノ・ フロアのエネルギーを取り込むためのオーディオ・ビジュアル機器とバーの計画のおかげで、「それは、rock'n location になるだろう。」

 

 デザート・パッセージの南東の角には7億5000万ドルのプラネット・ハリウッドタワー、 今年の初めに着工した50階建てのウエスト・ゲート・リゾートのタイムシェア・デベロップメントとをつなぐ廊下を追加する。

 マジシャンのスティーブ・ウィリックは、この廊下に隣接して劇場をオープンしているおり、 それはモールは後ろ部分を強化する拡張になるとジョイナーは言った。


 地元民は、デザート・パッセージの売り上げの10%を超えていないとエデルスタインは言った。彼は、 よりユニークな専門店とI15上のハーモン・アベニュー跋跨橋の追加によって、売り上げは20%に近づくと期待している。

 

 我が家のお気に入りデザート・パッセージですが、どうやら大きく変わりそうですね。お気に入りの理由は、 いついっても人が少ないので、のんびり買いものができ、TUMIやらFCUKを始めてとする好きなお店が入っているからです。 これが改装によって人気のモールになってしまったら…(汗)まぁ、つぶれてしまうよりマシですけど…(笑)

 ただ、滑りやすい床ってのは良くわかりませんが、迷路のように入り組んでいて現在地がわかりにくい構造。何度も行っているので、 なんとなくお店の配置で進行方向は解りまずが、どうも全体マップが頭の中にインプットされていないような…。 もう少し解りやすくなって欲しいものです。

 記事に記載されている目玉店舗はいまひとつピンときません(汗)

 

 さて、どんなふうに変わっていくか、不安なような楽しみなような…。