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2006年06月08日

●日本はゲーミング産業において有望である LVRJから

Las Vega Review-Journalの記事によると

 

1. 日本のゲーム産業は次のフロンティア

 (1) スロットのようなゲーム機器の大きな市場


  米国の83万台、ロシアの24万台、 およびオーストラリアの20万台に比べて日本に500万台の機器がある。190万台のパチスロ、 310万台のパチンコマシンである。日本の人口は、米国の半分だが、日本人は米国人の倍の金額を賭ける。
 IGTの国際的な売上高は、昨年1億3970万ドルやく80%急増した。主に、 日本での18,500のユニットの販売によるものである。しかし、 日本の市場の不確実性と不安定性のためにIGTの優先的な市場ではないとIGTマーケティング担当副社長は言った。

 

 

(2) ラスベガススタイルのカジノギャンブル公認への動き

 マイケル・チェン(Harrahのアジア太平洋地域の社長)は、 彼の会社が日本とアジアのその他を未来の発展のための重要な市場と考えると言った。MGMミラージュスポークスマン アラン・ フェルドマンは、日本におけるゲーム公認への動きは何年も足踏みをしていると警告している。ネバダ大学、ラスベガス校の教授ビル・ トムスンは、これら3年で日本がカジノを公認することがありそうにないと言った。
マカオ、韓国、およびシンガポールにおけるカジノの拡大は、日本からの多くの客をひきつけるだろう。これは、 日本の防衛のために国内でのカジノ公認への動きを勧めるであろうとトンプソンは言った。

 

2. 日本からラスベガスへ来る客はカジノとショッピングに多くの金を使う。

 日本からラスベガスを訪れる客の数は、全ラスベガス訪問者の1.5%であるが、日本の経済回復に伴って増えてきている。彼らは、 米国のベビー・ブーマーに似ており、驚くほどの可処分所得を持ち、お金を使うために来るとトンプソンは言った。

 

 日本のゲーミング・マシンの数は6倍もあるとは思いませんでした…。まぁ、日本の隅々まで駅前にパチンコ屋があることを考えると、 この数も不思議ではありませんね(笑)

 この産業は、それこそ規制でガチガチに縛られた分野ですから、規制緩和の暁には、大きな市場になることでしょう。ただ… それまでに何年かかることやら。ギャンブル公認を主張して選挙を戦うのは、なかなか厳しいんじゃないでしょうか?

 以前は、日本からの客はギャンブルにほとんど金を使わないとかなんとか言われていましたが、 だいぶ風向きは変わってきているようですね。