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2006年04月10日

●ストリップはより高級志向へ Las Vegas Sunから

Las Vegas Sunより

 

ラスベガス・ブームは豪華になっていき、 中所得者層は考慮に入っていない。

 

 進行中のラスベガスの建築ブームは、これから5年の間に多くの豪華な施設を作り出す。これによって、中部アメリカの行楽地が、 南カリフォルニアやマイアミビーチのリゾートへと変貌し続けていく。

 

 これは、ラスベガス史上最大の開発であり、誰も語ったことない何か、大胆さを基礎としている。 他の都市における4万のホテルとコンドミニアムの増加は、建て過ぎのアラームを鳴らすであろう。

 多少の心配はラスベガスにもある。特に過剰なマンション市場において顕著である。しかし、 それはカジノ経営者によって打ち鳴らされるいけいけドンドンの楽天的ドラムビートによって影が薄くなっている。 アナリストやラスベガスの過去の急成長が間違いであるとの疑いを証明すると言っていた投資家でさえ、 今回は準備したほうが良いと考えている。

 

 最も最近のブームは、ホテル業界のユニークな現象を原因としている。ラスベガスが建築したたくさんの高級リゾート、 そられのうちの多くが完売するのを見る。ほとんど20年前にさかのぼるトレンドである。

 

 今回、運命を誘惑するかのように、新しいリゾートとカジノはとても高価になるであろうから、 定期的にラスベガスを訪れる多くの中間所得層の手が届く訪問者の届く範囲の外にあるであろう。しかし、 ストリップから鞍替えする一人の客に対して、 より高収入の客が1人かあるいはそれ以上ストリップに集まってくるであろうことを確信している。この予測は、 過去数年間においてラスベガスを鼻であしらっていたか、 素通りしていたより高価な趣味を持つ客達が世界的規模の史上に存在するという信念に根付いている。

 

中略

 

 Las Vegas Convention and Visitors Authorityの2005年の調査によると、 ラスベガス訪問者の22%が100,000ドル(1200万円)以上の世帯収入があり、2004年にはわずか13%であった。これは、 先週発表された調査において測定された最も多い収入層であった。

 昨年のストリップでは、ギャンブル収益だけで13%増加した。ストリップにベラジオ、パリス、ベネシアン、 マンダレイベイが加わった1999年以来最も高い増加率である。最もたくさんのホテルの部屋が、最も短い期間に建設された。

 

 「低収入客から高収入客への基本的なシフトが存在した」とシュバーは言った。 「彼らは、ここを訪れてより多くの金を使う」

 

 若い客達へのラスベガスのアピールは、テレビのショー、定期的なセレブの出現、 公然と能力を見せびらかしたいという古くからの願望によってかきたてられる。
かつて、カジノは若い客を彼らの相対的に少なく手持ち資金ゆえに遠ざけた。しかし、現在、 彼らはテレビのポーカー中継でかきたてられたテーブルゲームで遊ぶのと同じくらい高価なナイトクラブやラウンジでその財布を開く。 彼らは、ラスベガスが低賃金契約者のための金鉱であると思っている両親や祖父母とは別の種族である。 これらのより若い客はブランド志向の顧客として長期に潜在的に成長するであろう。

 

 「人々は、お偉方になりたいと思っている」とマイケル・ペーリツ(ラスベガス食物&飲み物雑誌の編集者)は言った。 「彼らは、ハイローラーになりたいと思っている」。
ベガスのナイトクラブでボトルを買うために、彼らは通年貯金をする。
「彼らは自らの給料を使い、そうすることがうれしいのだ」。場合によっては、より高い価格自身が需要を生むであろう。より高い価格は、 より高品質を期待できると考えるからである。

後略

 

 ストリップはどんどん高級化していき、庶民的なカジノであるラスベガスは高級セレブの街になってしまうのでしょうか?

 まぁ、ステーショングループやコースト系のローカルカジノがありますから、引き取ってくれる先はあると思いますが…(汗)

 

 「安いカジノは爆破してしまって、もっとたくさんWynnを建設すればよい」と言っている人たちがたくさんいるとか…。